AlphonseのCINEMA BOX

ピーターパン

2026/05/30(土)追加

作品情報

制作年:1953
制作国:アメリカ
監督:ウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニミ
主演:ピーターパン、ウェンディ
助演:ティンカーベル、ジョン、マイケル、スミ―、フック船長
ジャンル:アニメ

どうして大人は空を飛べないの?

コメント

Alphonse 2026/05/30(土)

テレビ放映にて鑑賞。

ウェンディの家にピーターパンがやってきた
というお話。

舞台で上演されることの多いピーターパンのアニメ版。

何故今ピーターパンなのかという不思議な気分で鑑賞していた。

元々は童心の大切さを描いた作品だが、
それが日本のテレビアニメの影響なのか。

大人になれないマザコン少年。
それがピーターパン。

という形に変貌してしまい、
挙句の果てにピーターパンシンドローム。
という不名誉な称号を与えるまでになってしまった。

さらにマイケル・ジャクソンが作ったネバーランドで、
児童虐待まがいのことが起ってしまったから、
ますます、ピーターパンはフック船長よりも、
悪者になり下がってしまった。

そんなことがあったためか80年代後半から、
テレビ放送されてこなかった。
それをまさかテレビで視聴できるとは。

今回視聴してみると、
作中のピーターパンはマザコン少年でもなければ、
児童虐待するようなこともない。

少し意地悪な感じはあるものの、
どこにでもいそうな少年だ。

名作が曲解されてしまった好例と言えるだろう。

さて感想だが、当時のディズニーの凄さがよくわかる作品。
瞬きの数、ティンカーベルの飛んだ後に出る妖精の粉など、
今の日本のアニメでもここまで描き込まれた作品はない。

3DCGアニメの後に観たため、
手書きアニメの人物が、
軟体動物のように曲がりくねって思えてしまったのが難点、

というのも3DCGアニメでは、
ボーンと呼ばれる骨格を基本にして動きが作られる。
ところが、手書きアニメは、
骨格を意識して描かれていないからなのだ。
それが手書きアニメの良さと言えば良さなのだが。

面白かったのはフック船長。

ワニに襲われながらも絶対に血は流さない。
殺されもしないし、死にもしない。
ワニの上に乗って洞窟から出る時に頭をぶつけてしまうのには笑ってしまった。

インディアンの描かれ方が物議を醸すかもしれないが、
許容範囲といえるだろう。

人魚も登場しているが、
貝殻ブラをしている。
日本のグラビア界はこれをヒントに貝殻ブラを考えついたのか?
とまで余計なことまで思ってしまった。

いかにディズニーが今のような大手アニメ会社になったのか、
その理由がよくわかる作品だ。