ONE PIECE FILM RED
2024/10/14(月)追加
作品情報
制作年:2022年
制作国:日本
監督:谷口悟朗
主演:ルフィ、ウタ
助演:ゾロ、サンジ、チョッパー、ウソップ、ロビン、ゴードン、シャンクス
ジャンル:アニメ
赤髪が導く"終焉(フィナーレ)"
コメント
Alphonse 2024/10/14(月)
テレビ放映にて鑑賞。
ウタの歌が世界中の人々を魅了する
というお話。
ワンピースはテレビ版からあまり見ていない。
ルフィの手足が無限に伸びるのや、
落書きのようなキャラクターデザインが、
手塚治虫のパクリだからだ。
それに落書きのようなキャラクターに愛着がわかない。
鳥山明が描くキャラクターのほうが数段、
愛らしい。
ということもある。
そんなこともあってテレビ版はほとんど観ておらず、
時折、テレビ放送される映画版を観ているだけ。
内容もジャンプ路線そのまんま。
友情、勇気、勝利だ。
ドラゴンボールでそのあたりは満足できているので、
わざわざワンピースを観るまでもないのだ。
にも関わらず、なぜこんなに長寿アニメになっているのか、
正直わからない。
おそらく、ドラゴンボールの代替品といった感じなのだろう。
冒頭ウタがライブを開催し、
そこへ麦わらの一味もやってくるが、
その面子もよくわからない。
ゾロ、サンジ、チャッピー、ウソップあたりまでは、
なんとか仲間として認識できたものの、
テレビ版を観ていないから、
それ以外のよくわからない面子が、
麦わらの一味にいる。
作中に歌が流れ、それにあわせて映像が流れる。
ミュージカル映画のようでもあり、
「マクロス」の劇場版1作目のようでもある。
曲中の映像はアニメーターの才気があふれ、
新鮮なものが多く、アート作品のようでもあるが、
これも手塚治虫の「クレオパトラ」みたいだし。
しかし、才気あふれる映像ばかりで、
このMVというかPVというか、この映像だけのほうが、
よかったかもしれない。
優れたアニメーターの存在を予感させる。
最後まで観ても「マクロス」のような、
感動的なシーンが音楽で演出されているわけでもなかった。
ワンピース自体をよく知らないので、
こんなことを書くのもなんだが、
ワンピースには歌を歌うキャラクターなど、
これまで登場してこなかったはずだ。
それをいきなり登場させてきたのは、
おそらく「竜とそばかすの姫」からインスパイヤされたのだろう。
アニメ業界は人材が少なく、狭い世界だから、
情報が共有され、
すぐに亜流ができてしまう。
困ったものだ。
アクションシーンにしても、
金田伊功のようなカット割りで魅せるシーンばかり。
「呪術廻戦」や「鬼滅の刃」のように、
キャラクターのアクションを、
リアルに自分で再現できるような動きは一切ない。
金田伊功の演出はたまに出てくるから、いいのであって、
そればかりではダメなのだ。
「バース」という作品に、
人気がなかったことでもよくわかる。
思うにワンピースがこれほど長くアニメ化されつづけるのは、
東映アニメーションの作画の賜物なのだろう。
落書きのようなキャラクターデザインのため、
作画の乱れが判別しづらい。
それは、毎週過酷なスケジュールをこなす、
アニメーターにとってはありがたい。
宮崎駿作品のように、動きを忠実にトレースせず、
カット割り多めのアクションシーンを入れることで、
作画の手間を少しでも省く。
その手抜きを感じさせないように、
効果線や、エフェクトを多用して、派手にみせる。
テレビアニメーションを数多く手掛けきた、
東映アニメーションの本領発揮。
といったところか。
そんなこんなで一向に面白いと感じない。
なぜこんな作品が大ヒットを記録したのか、
不思議でしょうがなかった。
思うに公開時期からして、
コロナ禍明けのご祝儀的な意味あいがあるのだろう。
次回作の劇場版が本作と同等のヒットを記録すれば、
それもはっきりすることだろう。