帰ってきたヒトラー
2022/01/16(日)追加
作品情報
制作年:2015年
制作国:ドイツ
監督:ダーヴィト・ヴネント
主演:オリヴァー・マスッチ、ファビアン・ブッシュ
助演:カッチャ・リーマン、クリストフ・マリア・ヘルプスト、フランツィスカ・ウルフ
ジャンル:コメディー
21世紀の諸君、おまたせしました。
コメント
Alphonse 2022/01/16(日)
テレビ放映にて鑑賞。
ヒトラーがタイムスリップして現代に現れる
というお話。
ドイツが製作したヒトラーの話。
何かと悪者扱いされるヒトラーだが、
作中ではYouTubeを中心に人気が沸騰。
出演するテレビ番組も軒並み高視聴率。
と大人気ぶりをみせる。
実は史実でもヒトラーは、はじめの内はドイツで大人気だった。
という事をなぞっている。
それでもヒトラーの悪行ぶりを知る人々は、ヒトラーに批判的。
しかし、なぜかその人々の顔にはモザイク処理が施されている。
なぜそうなっているのかは不明。
その中で特に印象的なのは認知症を患っていた老婆が、
ヒトラーの顔を見るなり、
「この人殺し」
と叫ぶシーンだろう。
この老婆がユダヤ人だったのだから無理もない。
そのうちヒトラーは直筆の本を出版。
これがまたベストセラーとなり、ますます人気が出て行く。
と、ここで作品は終了。
タイムスリップで過去に戻ることもない。
ヒトラーが現代に復活して右傾化していくドイツ。
という予感を持っておわる。
続編を作るつもりがあったのかもしれない。
あるいは、この頃のドイツはヒトラーのような人物を待ち望む風潮があったのかもしれない。
日本でいう織田信長のような存在なのかもしれない。
現状に不満を持つ人が増えると担ぎ上げられる歴史上の人物。
信長は400年以上も昔の人物で、選挙なんかで頭角を現した人物ではない。
そのため、すんなり現代に置き換えても無理がある。
それがわかっているから馬鹿話で済む。
しかしヒトラーは100年も経たない人物なだけに生々しい。
もしかしたら、なんて事を思ってしまう。
なんともモヤモヤした感じで終了してしまった。
ところでこのヒトラー。顔が実によく似ている。
CG合成なのか、作中にも登場したシリコンのマスクなのかわからないけれど、
とにかく似ている。
調べてみると特殊メイクらしい。そうとわかってもよく似ている。
こんなに似ている人はどんな役を演じてもヒトラーにしか見えないから、
役者としてはマイナスにしかならないのだが。
演じた方はうれしいような悲しいような気分だろう。