スパイの妻
2022/01/16(日)追加
作品情報
制作年:2020年
制作国:日本
監督:黒沢清
主演:蒼井優
助演:高橋一生、東出昌大、笹野高史
ジャンル:ドラマ
太平洋戦争前夜。時代の嵐が、二人の運命を変えていく―
コメント
Alphonse 2022/01/16(日)
テレビ放映にて鑑賞。
太平洋戦争前、貿易会社を営む夫、優作(高橋一生)が、
スパイであることを知った妻、聡子(蒼井優)
というお話。
もともとはNHK BSのテレビドラマ。
そのため、どことなくドラマを観ているような雰囲気がある。
スパイである優作が知り得た情報は、陸軍による人体実験。
最初、聡子は非国民だとして優作をののしる。
一方優作は人道的立場から見過ごすことは出来ないと反論。
それが夫婦の絆の方が勝って、
聡子も優作の意見に賛同するようになる。
国家とかアジアの民の救済とかなんとか、
高尚な大義名分を掲げても最後は個人の幸せの方が大事。
なんだかんだ、いいながら自分が一番かわいいのだ。
と思ってしまった。
そんなこんなしているうちに、
聡子は憲兵につかってしまう。
証拠となるフィルムを没収され、
それを憲兵が確認するシーン。
私はそのオチが観ていて気がついてしまったが、
そこのトリックがよく出来ていた。
そこで終了しても一向に構わなかったのだが、
物語はさらに続く。
戦争が始まりそして終戦。
この間印象に残ったのは新聞の情報が何も信じられないこと。
それと
「気が狂っているのは自分ではなく、世間の方だ。」
というニュアンスのセリフぐらいか。
終戦になっても何かモヤモヤした感じで終了。
あらためて、トリックのネタばらし以降は蛇足だったのではないか。
と思ってしまう作品でした。