AlphonseのCINEMA BOX

パッセンジャー

2021/03/13(土)追加

作品情報

制作年:2016
制作国:アメリカ
監督:モルテン・ティルドゥム
主演:クリス・プラット、ジェニファー・ローレンス
助演:マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュバーン
ジャンル:SF

乗客5000人 目的地まで120年 90年も早く 2人だけが目覚めた 理由は1つ―。

コメント

Alphonse 2021/03/13(土)

テレビ放映にて鑑賞。

宇宙移民の宇宙船の中で予定より早く目覚めてしまった男
というお話。

あらすじは、
片道120年かかる宇宙移民の船は航行中事故に遭う。
それが原因で予定より90年近く早く目が覚めてしまった主人公。

1年はなんとか一人で過ごすが耐え切れなくなり、
冬眠ポッドの中で寝ている女性に一目惚れ。
勝手に彼女を冬眠から起こしてしまう。

彼女とラブラブな時を過ごすが、
勝手に冬眠から覚まされたことを知った彼女は大激怒。

そんな中、宇宙船内でトラブル発生。
二人しかいないと思われた船内にはもう一人乗組員が目覚めていた。

船内トラブルを解決するには再起動させるしかないと乗組員は言うが、
乗組員は早く冬眠から目覚めた後遺症で亡くなってしまう。

再び二人になってしまった主人公達。
船内を再起動させることになんとか成功し、
最後二人はハッピーエンド。

まずは人物について。

登場人物は三人のみ。
その分CGに製作費を回したのだろう。
特にこれといって書くこともない。

次に映像。

「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」にも書いたが、
SF作品のメカは時代が経つと風化してしまう。
それはテクノロジーが進化し続けるためだ。
「猿の惑星」の宇宙船内も「エイリアン」の船内も同じ。

しかし「2001年宇宙の旅」だけは今だに未来のメカのような感じを受けてしまう。
それを意識してか本作は「2001年宇宙の旅」のような船内。
通路の床や壁が円形を模したデザインになっている。
しかもスイッチ類はすべてタッチパネル。
音声認識と全自動照明。
果たしてこれが時代遅れを感じさせるようになるかは現実のテクノロジー次第。

とにかく演者が少ない分船内の造形は凝りに凝っている。

最後に感想。

序盤、凝りに凝った船内の造形に興味を持ち観続けていた。
ここまでは名作の予感がしていたのだが、
女性を目覚めさせるあたりから、
アメリカ映画お約束のラブストーリー的な展開。
とにかく男女がキスして幸せになりましたとさ的展開。

このありきたりな展開のために駄作に成り果ててしまった。
あちらこちらトラブルが発生しまくっていた割りに、
再起動で全て元通りに復旧する。
というのも何かおとぎ話を観ているようで出来すぎ。

序盤の宇宙船内の描写や、
プールで泳いでる内に無重力になるシーンぐらいが見所だろう。

ラスト宇宙船内の人々が目覚めると船内はジャングルのようになっていた。
勝手にジャングルのようになってしまったのか、
二人がそうしたのか不明のままだった。

2010年以降のアメリカ映画は必要以上に話を詰め込まなくなったような気がする。
「ハリーポッター」シリーズや
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの頃は
話の中身テンコ盛りで往々にしてついていけなくなることがあったものだ。

見所も中盤以降にもってきて、それまでは人物描写に力点を置いているようだ。
そして後半はお涙頂戴路線へとシフトする。
そんな感じを本作も受けた作品でした。