AlphonseのCINEMA BOX

ハングリー・ラビット

2021/01/25(月)追加

作品情報

制作年:2011
制作国:アメリカ
監督:ロジャー・ドナルドソン
主演:ニコラス・ケイジ
助演:ジャニュアリー・ジョーンズ、ガイ・ピアース
ジャンル:サスペンス

“代理殺人”の契約から始まる、危険な罠―

コメント

Alphonse 2021/01/25(月)

テレビ放映にて鑑賞。

妻に暴行した犯人に代理殺人という形で復讐を果たした夫が、
代理殺人の手助けをしてしまう
というお話。

殺人を代理人に執行してもらうという点が目新しいとはいえ、
殺人が実行されるまではよくある復讐劇。

ところが殺人が行われた後も、
不思議な依頼が代理殺人の組織から主人公ウィル(ニコラス・ケイジ)の元に舞い込んでくる。
その内ウィル自身が代理殺人を実行するハメになるあたりから俄然面白くなった。

良心の呵責に苦しむウィル。
代理殺人を拒否すると組織から様々な嫌がらせを受け、
仕方なく代理殺人を決意する。

代理殺人の相手はウィルとの口論の最中事故で亡くなってしまうが、
容疑者として警察に追われるハメに。

警察に組織のことを全て話しても今度は組織から狙われるし、
その警察にも組織の手がのびている。
逆に組織に忠誠を尽くしても警察から追われることになる。

まさに八方ふさがりの状態だ。
どう決着をつけるのかと思って観ていたら、
結局組織の者が死んでしまい、
ウィルの無実を証明する映像も入手できたため無罪放免。

一応めでたし。めでたしで終了。

しかしウィルは組織を壊滅させる気もなく、
組織から追われることに対して何も効果的な策を示していなかった。
結局妻ローラ(ジャニュアリー・ジョーンズ)が組織の人間を射殺したので、
自由な身になれたわけで、そうでなかったらどうなっていたかわかったものではない。

にも関わらず、ラストでは新聞社にも組織の人間がいることが判明。
追手はいなくなったものの、少しでも組織に歯向かうようなことをすれば、
いずれ消されてしまうに違いない。
よくある次回作への伏線とみることもできるが、
ハッピーエンドといえるかどうか疑わしいところだ。

ちなみにタイトルのハングリー・ラビットは、
組織の合言葉。

原題は、Seeking Justice。
正義を探し続ける、みたいな意味で、
組織のことを言っているようでもあり、
ウィルのことのようでもある。
意味深なタイトルだ。