レディ・プレイヤー1
2020/07/06(月)追加
作品情報
制作年:2018年
制作国:アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:タイ・シェリダン、オリヴィア・クック
助演:ベン・メンデルソーン、T・J・ミラー、サイモン・ペグ、マーク・ライランス
ジャンル:SF
最高の、初体験。
コメント
Alphonse 2020/07/06(月)
テレビ放映にて鑑賞。
仮想現実オアシスで繰り広げられる宝探し
というお話。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン。
「AKIRA」のバイク。
「キングコング」。
「ジュラシック・パーク」のT-REX。
など人気作品のアイコンがそのまま登場。
客寄せパンダだらけの作品という感じしかせず、
最初の1時間は大した驚きもないまま終了。
登場するアイコンに熱狂する人のためだけの作品になりさがっていた。
スピルバーグ作品はヒットしたものが多く、
特に「E.T.」の自転車が空を飛ぶシーンは色んな作品でパクられた。
しかし、他の作品をここまであからさまにパクるようになっては、
スピルバーグもおしまいだ。
これも時代の要請なのだろう。
何かしら過去の作品を彷彿とさせたり、
パロディ作品が世にあふれているからだ。
その上、話の内容もよくある宝探しの展開。
それを仮想現実のオアシスというシステムの中でやる。
というだけ。
「アヴァロン」も仮想現実の話だったが、
それに比べるとさすがはスピルバーグ。
エンターテイメントに仕上げている。
面白くなり始めたのは後半1時間ぐらい。
主要な登場人物がそろい、
「サタデー・ナイト・フィーバー」のステイン・アライブが流れ、
仮想空間でダンスをし始めるころからだ。
特にキューブリックの「シャイニング」を持ち出してきたあたりは秀逸だった。
知っている人は知っているが、
「A.I.」は製作途中でキューブリックが亡くなったため、
スピルバーグが最後まで完成させた。
誰かのブログの受け売りだが、
「キューブリックが最後まで「A.I.」を完成させていたら、
全く違った作品になっていただろう。
スピルバーグはわかりやすい映像にしてしまう。
宇宙人は宇宙人とわかるように描く。
一方、キューブリックは「2001年宇宙の旅」に代表されるように
よくわからない。
観客の感性にゆだね全てを語らない。」
と言われている。
そんな経緯があったためか、
スピルバーグはキューブリックに敬意を示すためだったのか、
「シャイニング」を本作で登場させた。
有名なエレベーターからあふれ出る血はパクリであっても圧巻だ。
このことがあって俄然作品が面白くなった。
後半「ガンダム」「メカゴジラ」「アイアンジャイアント」
などが登場するが、もはやどうでもいい。
お宝がゲットできるかは観てのお楽しみ。
全体を通じてみると、
60年代から80年代に人気の出たコンテンツを懐かしむだけの作品。
に見えなくもない。
スピルバーグは高齢なのでそうなってしまうのも仕方ない。
仮想現実に対するとらえ方も現実ありきで語られる。
デジタルネイティブには、
おじいちゃん監督が無理して若作りした作品に見えたかもしれない。
しかし現実世界は暗い世界として描かれている。
スピルバーグが映画の中で描いてきた世界とは、
真逆になってしまったのが残念でならない。