AlphonseのCINEMA BOX

名もなきアフリカの地で

2020/05/18(月)追加

作品情報

制作年:2001
制作国:ドイツ
監督:カロリーヌ・リンク
主演:ユリアーネ・ケーラー、メラーブ・ニニッゼ
助演:レア・クルカ、マティアス・ハビッヒ、シデーデ・オンユーロ
ジャンル:ドラマ

よろこびも、かなしみも、この大地が教えてくれた。

コメント

Alphonse 2020/05/18(月)

テレビ放映にて鑑賞。

第二次大戦中、ドイツからアフリカに逃れたユダヤ人家族
というお話。

ドイツからアフリカに逃れて過ごすうちに、
元の生活が恋しくなる母親。
しかし、今の方がよっぽどマシという父親。
しぶしぶアフリカでの生活を受け入れてゆく母親。

しかし、ドイツでの生活に慣れてしまった母親は急激な変化に対応できない。
快適な生活を手に入れるため、母親は不倫をするようになる。

一方、娘はドイツ語しか話せなかったのに、
アフリカの言葉をいくつか覚え、
イギリスの学校に行くようになると英語を覚える。
環境の変化に柔軟に適応していく。
これが若さによることは言うまでもない。

他方、自分の父親の安否もよくわからないにも関わらず、
父親は家族を守るために必死。
結局イギリス軍の一員として戦場に赴くことになる。

戦時中の話ということで、
暗い話になるかと思っていたが、
必要以上に暗くなることはなかった。

また、ユダヤ人の話なので、差別をテーマにしたような所もあるが、
ユダヤ人だけが差別される側。
という一方的な話にはなっていなかった。

母親のアフリカ人に対する態度を見ていると、
差別的にも見えるし、
ナチスばかりが悪者のように思われがちだが、
イギリス人もユダヤ人を多少なりとも差別している。
そのイギリス人内でも差別があったりする。

差別について考えさせられる作品でした。