AlphonseのCINEMA BOX

アンネの追憶

2020/04/13(月)追加

作品情報

制作年:2009
制作国:イタリア
監督:アルベルト・ネグリン
主演:ロザベル・ラウレンティ・セラーズ
助演:エミリオ・ソルフリッツィ、アレクサ・カプリエラン、モーニ・オヴァディア、スルディ・パンナ
ジャンル:ドラマ

誰もが知りたかった『アンネの日記』の
壮絶な最終章がここにはある。

コメント

Alphonse 2020/04/13(月)

テレビ放映にて鑑賞。

第二次大戦中ナチスにとらわれたユダヤ系ドイツ人アンネ
というお話。

「アンネの日記」は長い間反戦作品という位置づけでした。

ところが、「アンネの日記」に書かれていることはデタラメだ。
アンネの空想上の話だ。
というようなことが言われるようになりました。

詳しい経緯は知りませんし、史実か空想かどうかも知りません。
そもそも「アンネの日記」を読んだことがないのですから。

そのため、本作の最後には史実から想像して描かれた、
アンネとその周辺の人々という注釈が入ります。

そのため、「アンネの日記」というより、
ナチスに捕まえられ亡くなるまでのアンネと、
その周辺の人々の話です。

それでは作品に触れていきましょう。

平和に暮らしていたアンネ。夢は作家になること。
ナチスのユダヤ人迫害が始まり、それから逃れるため、
秘密の隠れ家に住んでいました。

その内秘密の隠れ家がバレてナチスに囚われてしまいます。
強制収容所へ収監されるアンネ。

強制収容所の画面が昭和の日本の映画のような暗さがなく、
どうしても嘘っぽく見えてしまいます。

現存する第2次大戦の映像がフィルムであるのに対し、
昨今のデジタル映像は鮮明で明るすぎるせいかも知れません。

観ているうちに、
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」を思い出してしまいました。

特にナチスの将校が、ユダヤ人の哲学者と会話するあたりなどは、
アドルフ・カウフマンの苦悩をみるようでした。

本作では、
「良い悪いは神が決める。
良い行いをするも、悪い行いをするのも本人の自由だ。
しかし、悪い行いは一生悔いて過ごすことになるだろう。」

という台詞が印象的でした。