君に届け
2020/04/06(月)追加
作品情報
制作年:2010年
制作国:日本
監督:熊澤尚人
主演:多部未華子、三浦春馬
助演:蓮佛美沙子、夏菜、青山ハル、桐谷美玲、ARATA、勝村政信、富田靖子
ジャンル:ラブストーリー
簡単になんて伝えられない。本当に、本当に大切な気持ちだから。
コメント
Alphonse 2020/04/06(月)
テレビ放映にて鑑賞。
貞子というあだ名で恐れられていた少女の学園生活を描く
というお話。
同名漫画の実写化。
原作は未読。
爽子(多部未華子)の声が小さいので、よく聞き取れない。
そのため、どうしても画面に集中せざるを得ない。
派手さを追求するハリウッドとは真逆のような映画。
序盤、爽子が貞子と呼ばれるようになったエピソードが語られる。
原作は未読なので、本当の所はわからないが、
このエピソードに悲愴感がなくコメディのように軽いタッチで描かれている。
そのため、比較的すんなり物語に入りこんでいくことができた。
誰でも気がつくことだが、髪型にその原因があるのは一目瞭然。
髪型を変えるだけで、すぐに解決するはずなのだが、
それでは物語は成立しない。
原作ではコメディ路線で人気を得ようとしていたのかもしれない。
実際、爽子は他人と対峙する際、わざわざ上目遣いで白目を強調したりする。
貞子と呼ばれるのを楽しんでいるようにも思えたりする。
ともかく、この髪型が原因の話からクラスに馴染むまでが1時間。
後半の1時間は爽子と彼氏役の風早(三浦春馬)が仲良くなるまで。
前後半で2部構成のように思えるが、
序盤から、ヒロインの恋仇が伏線としてしっかり登場している。
2時間で1つの話になるよう用意周到に準備されている。
ところで、ヒロインの爽子の性格については賛否ありそうだ。
ともすると、
「この子はバカなのか」
と思えるほど純粋なので、相手にする方が萎えてしまう。
それが魅力的といえるかというと、難しい。ここは好みの問題だろう。
ただ、これだけ天然だと彼氏はなにかと苦労しそうだ。
余程心の広い人でないと勤まらない。
しかし少女漫画の彼氏役は、おしなべて神か仏のように慈悲深く、
紳士なので問題ない。
爽子はきっと幸せになるに違いない。
ここからは、本編とは直接関係ない演者に関して書いておこうと思う。
10年前の映画なので、今観ると感慨深いものがある。
多部未華子、三浦春馬は芝居が上手いのか、下手なのかよくわからなかったり、
蓮佛美沙子に「転校生」の少年役の面影が見え隠れしたり、
夏菜の下手さ加減や、
桐谷美玲の体の細さや、
多くの出番を期待していた富田靖子の出番の少なさなど、
本編とは全く関係ない部分に注目がいってしまう。
このあたりは、漫画やアニメにはない実写作品につきまとう余計な情報だ。
有名俳優や人気俳優を配役すればするほど、この余分な情報は増えてしまう。
そうかといって、無名な俳優陣で実写化されても観客が映画館に足を運ぶとも思えない。
漫画やアニメを実写化する際の製作陣の苦悩が目に浮かぶようだ。