クラッシュ
2020/01/27(月)追加
作品情報
制作年:2004年
制作国:アメリカ
監督:ポール・ハギス
主演:ドン・チードル、マット・ディロン、クリス・リュダクリス・ブリッジス
助演:サンドラ・ブロック、ブレンダン・フレイザー、テレンス・ハワード、マイケル・ペーニャ
ジャンル:ドラマ
ぶつかりあって、
ぼくたちは、
わかりあっていく。
コメント
Alphonse 2020/01/27(月)
テレビ放映にて鑑賞。
クリスマスに起こる奇跡
というお話。
日本なら間違いなく、お涙頂戴ドラマとして宣伝文句が踊っていただろう。
と思われるような作品だった。
序盤は複数の人物の話が、かわるがわる語られる。
それぞれの話が独立しているので、
観ているこちらとしては1つ1つ覚えておかなくてはならない。
多少厄介な作品だが、
グランド・ホテル形式と思えばいいだろう。
話が進むに連れて独立した話に接点が出て、
バラバラだった話が1つの話に集約していく。
最近の日本のテレビドラマにはこういった形の作品が多いが、
この時期のハリウッド映画の影響なのかもしれない。
ここからはネタばれになってしまうが、内容に触れていこう。
独立したエピソードは、
車泥棒の話。
イラン人と間違われたギリシャ人が銃を買う話。
テレビ業界関係者が、警察の無茶な取調べを受ける話。
鍵修理屋の話。
警官の話。
中国人の話。
弁護士の話。
刑事の話。
大きく分けてこの8つ。
この8つのうち、
テレビ業界関係者が、警察の無茶な取調べを受ける話と、
その警官の話が1セット。
車泥棒と弁護士と中国人の話が1セット。
イラン人と間違われたギリシャ人が銃を買う話と、
鍵修理屋の話が1セットになる。
最後に刑事の話が車泥棒と弁護士の話にリンクして、
全体像が見えてくるという仕掛けになっている。
感動したのは、鍵修理屋の話に、
ギリシャ人が絡んでくる所。
見えないマントという伏線が、
後の銃撃シーンに見事に直結している。
最後には銃が空砲であったことが明かされるものの、
鍵修理屋の名演と演出に思わず、
修理屋の娘は死んでしまったのではないか。
と思ってしまった。
その前後あたりから、クリスマスの扉の飾りやら、
サンタクロースやら、クリスマスツリーが登場して、
クリスマスの奇跡っぽい感じになる。
すべてハッピーエンドで終わるのかと思っていたが、
車泥棒(実は刑事の弟)が警官に殺されてしまう。
すべてハッピーエンドで終わらない所が、
ある意味リアルといえるかもしれない。
全編を通じて黒人差別のようなシーンが多いが、
黒人が全て悪人という訳でもなく、
白人が全て善人という訳でもない。
絶妙なバランスになっている作品でした。