AlphonseのCINEMA BOX

スノーホワイト―氷の王国―

2019/10/28(月)追加

作品情報

制作年:2016
制作国:イギリス、アメリカ
監督:セドリック・ニコラス=トロイアン
主演:クリス・ヘムズワース、ジェシカ・チャステイン
助演:エミリー・ブラント、シャーリーズ・セロン
ジャンル:ファンタジー

「スノーホワイト 白雪姫」の背後に隠された
壮大な物語が明かされる。

コメント

Alphonse 2019/10/28(月)

テレビ放映にて鑑賞。

白雪姫の後日談
というお話。

マレフィセントのスタッフが送る白雪姫の物語。
「ハリーポッター」以来ファンタジー作品が数多く作られたが、
「ハリーポッター」より数段こちらの方が面白い。

「ハリーポッター」ではまずは小説ありき。
小説を読んでいれば理解できる話も、
読んでいない私には理解不能な作品にしか映らなかった。

意味もなく出てくる幻獣。
意味ありげな伏線を次回作で回収する冗長さ。
小説なら一向に問題ないのだが、映画の場合はそうもいかない。
まして小説を読んでいない私などからすれば、
意味深なシーンが数多く登場してるだけにしか思えない。

この伏線はどこにつながるのか、
そもそも伏線があったことすら忘れてしまった頃に回収されたりする。
「ハリーポッター」はそんな映画にしか思えない。

ところが本作は映画オリジナルなのか、話の内容がわかりやすい。
意味もなく、ドラゴンやらユニコーンやらケルベロスやらといった、
幻獣も登場してこない。

あくまで物語は人物に絞って語られる。
幻獣も登場しているが、あくまで風景の一部程度。
「スターウォーズ」にも色々なクリーチャーが登場してくるが群集扱い。
アップにすることもセリフもない。

ところが「ハリーポッター」はユニコーンをアップで見せたり、
しゃべる帽子が意味ありげにアップになったりする。
これは「ダイ・ハード」の影響なのだが、
私にはアップになったシーンには何かしら意味があるのではないか、
と思ってしまうのだ。

そのため、しゃべる帽子がその後何かあるのかと思って観る。
しかし、何も起こらない。入学時に生徒を分別するだけの役目しか持っていない。
もし役目があるとしても、それが解明されるのは何作も作品を観てからだ。
直前に作品を観ていれば理解できるかも知れないが、
こちらがすっかり忘れた頃に解明されても大した驚きも感動もない。
実につまらない。

なんだか、今回は「ハリーポッター」批判に終始してしまったが、
ファンタジー作品もCGだけに頼らない、
こういった作品が出てきたことをうれしく思う。

また、「アベンジャーズ」のようなテンポ重視で話を進めてしまい、
いきなり誰かが助けに来たりするようなご都合主義的な話にもなっていなかった。

火打ち石を拾い、それが後に火矢に火をつけるために使われる所や、
氷の女王の部下が襲いかかるシーンにも、
近くに迫ってきているシーンがあることで、
いきなり現れたようには見えない。

また、氷の女王の部下が裏切るのも唐突ではなく、
少しでもアップを使って部下の心の乱れが表現されている。

私が年を取ってしまったからそのように思ってしまうのかもしれない。
また、テレビ放映ということで、カットされ、
細かな描写がなくなってしまうこともあるだろう。

しかし、テンポを重視するばかり、
細かい描写をおざなりにしてしまう「アベンジャーズ」のような映画より、
数段面白い作品だった。

余談だが、いつもフジテレビで放送される作品はCMが長くて集中できない。
しかし、今回はCM中裏番組で日本シリーズを放送していたため、
下手に気が散ることもなく楽しめた。
同じ作品を後日鑑賞した場合、日本シリーズのような裏番組がなければツマラナイものに感じていたかもしれない。