シカゴ
2017/09/25(月)追加
作品情報
制作年:2002年
制作国:アメリカ
監督:ロブ・マーシャル
主演:レネー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア
助演:クイーン・ラティファ
ジャンル:ミュージカル
この街では、銃弾一発で有名になれる。
コメント
Alphonse 2017/09/25(月)
テレビ放映にて鑑賞。
殺人犯として服役した女性がミュージカルスターになってゆく
お話。
ミュージカルで人気を博した作品の映画化だけに、いきなり歌で始まる。
「台詞を歌で唄う。」というのに嫌悪感がある人にはオススメしないが、
歌のシーンは歌のシーンとしてミュージックビデオを観るぐらいのつもりで、
割り切ってみるといいかもしれない。
私的には歌の途中に普通の台詞を入れる演出をしたり、
腹話術のマネをさせてみたり、
タップダンスだけ披露したり、
色々工夫してあって面白かった。
マイクの前で、「お次は。。。」と司会者まで登場しているのにはツッコミを入れたくなったが、
元がミュージカルなのだから仕方あるまい。
冒頭の歌の後、主人公が不倫相手を銃で殺してしまうシーンが登場する。
大騒ぎになるかと思いきや、逮捕、弁護士登場とテンポよく展開してゆく。
ここで興味が失せてしまった人は、後半観ていてもつまらないだろう。
1920年代のシカゴ。
「アンタッチャブル」のアル・カポネが逮捕され、
その話題にも世間が飽きはじめた頃、
銃を誰もかれも持っていて、殺人は日常茶飯事。
命の尊さとか、罪悪感とか微塵もない。
とにかく新聞の話題になりたい主人公は平気で嘘をつくし、
看守は金の亡者だし、
弁護士も敏腕弁護士の名声と金が欲しいので、
真実をねじまげる。
日本映画なら陰惨で、じめじめした話になるところを、
この映画は
「それがシカゴだ」
の一言ですべて解決してしまう。
退廃的な雰囲気がないわけでもないが、
悪人ばかり登場する話なのに、どこか愛嬌があって憎めない主人公。
コメディー映画のような感すらある。
案外、そこがこの作品の狙いだったのかもしれない。
1920年代のシカゴでは、まともな精神では生きていけなかったのかもしれない。
本当なら泣き言の一つでも言って叫びたかったかもしれないが、
そんなことを言っている暇もないほど、
生きていくことに必死だった時代なのかもしれない。
そんなことを考えてしまった映画でした。