AlphonseのCINEMA BOX

ベイマックス

2017/01/31(火)追加

作品情報

制作年:2014
制作国:アメリカ
監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
主演:ヒロ、ベイマックス
助演:タダシ、ゴー・ゴー、ワサビ、ハニー・レモン、フレッド、ロバート・キャラハン教授
ジャンル:アニメ

“優しさ”で世界を救えるか?

コメント

Alphonse 2017/01/31(火)

テレビ放映にて鑑賞。

ヒロとケアロボットベイマックスとの交流を描く。
というお話。

以下、ネタばれ。

序盤は、
説明的な台詞、
菅野美穂の声優としての下手さ、
ヘンテコな日本のような街並に、
ウンザリし、ツマラナイ映画だと思っていた。

そもそも、この映画、同じ年に公開された
「アナと雪の女王」のヒットの余波を受けたような感じがあったから、
失敗作でも、CGアニメブームに便乗してヒットしたのだろう。
とぐらいに思っていた。

ところがである。
ベイマックスが強化スーツ(?)をつけたあたりから俄然面白くなった。
敵から逃げるカーチェイスシーンはさすがハリウッド。
CGアニメでも手を抜かない。
早すぎてスローにしないと詳しいことまではわからないが、
カット割は見事だし、ドリフト走行を表すため、
サイドブレーキを操作するカットまで細かく入っている。

ヒロの仲間の五人がスーツを着込んで変身してからはもっとすごい。
スピード感あふれる映像でアクション映画並みだ。
CGだけすごいのではなく、
ハリウッド映画自体のレベルが高いからこそ
アクションシーンも見ごたえ十分なのだろう。
CGはあくまでツールでしかないのだ。

そして、怒りに我を忘れたヒロが
ベイマックスの回路を抜き取ってしまうあたりで転機が訪れる。
兄タダシの復讐に燃えていたヒロだったが、
兄はそんな事は望んではいなかったことに気付く。
このあたりの主人公の感情の変化の描写は秀逸。
下手な名言などを出さずに映像だけで魅せる所はさすが。
思わず感動してしまった。

敵の目的が
「エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウのようだったり、
ベイマックスに
「マジンガーZ」のロケットパンチをさせるのはご愛嬌。
日本のロボットアニメをよく研究している。

最後は、ベイマックスとの別れ。
少年期の切ない別れというのは、
成長物語では重要な意味を持っていると思っている。

「銀河鉄道999」でもそんな別れがあったし、
私事で恐縮だが、昔テレビアニメで
「くじらのホセフィーナ」
というのがあった。
この作品でも、最後、主人公は切ない別れを経験する。

その時のような感じが蘇ってこれまた感動。

しかし、別れたままでは切なすぎるのか、
ベイマックスは復活し、めでたし。めでたし。
となるのであった。