AlphonseのCINEMA BOX

ソロモンの偽証 前篇・事件

2016/05/30(月)追加

作品情報

制作年:2015
制作国:日本
監督:成島出
主演:藤野涼子
助演:小日向文世、尾野真千子、黒木華、佐々木蔵之介、夏川結衣
ジャンル:ミステリー

嘘つきは、大人のはじまり。

コメント

Alphonse 2016/05/30(月)

テレビ放映にて鑑賞。

宮部みゆきの同名小説の映画化。

中学生の死体が発見され、死因は自殺と処理されたが、
後日、その中学生は殺されたのだという告発状が現われる。
真相解明のため中学生たちは裁判を自分達で開催しようとするのだった。
というお話。

私の知る限り、
横溝正史の金田一耕助シリーズの大ヒットを受け、
数多くの推理小説が映画化されてきた。

すべての人が推理小説を読むわけではないので、それでもいいとは思うのだけれど、
前々から推理小説を2時間にまとめるのには無理があると思っていた。

そもそも推理小説の楽しみは犯人探しや、トリックなどの謎解きを楽しむものなので、
それを、2時間の映画にまとめてしまっては、その楽しみを奪ってしまうことになるからだ。

ところが、本作は違う。
事件編と解決編との二部構成にしたことで、
推理小説並みにいろんな考えをめぐらすことが出来た。

犯人は中学生?それとも大人?
大人とすれば、校長?担任?それ以外の教員?
中学生とすれば、不良?告発者?それ以外?
と次から次へと容疑者が脳裏から浮上しては消えてゆく。

内容的にも二部構成にしたことで、
ハリウッド映画のように観客を置き去りにするような強引な展開もなく、
丁寧に物語が進んで行く。
そして、30分に一度の割合で事件が起こったり、
新たな事実が判明するので、飽きずに最後まで観ることが出来る。

実に面白い。
もっと先が観たくなる所で前篇は終了。

果たして事件の真相は。。。
後篇を見てのお楽しみ。

ちなみにソロモンとはイスラエルの王。
賢者の象徴としてここでは使われている。