AlphonseのCINEMA BOX

かぐや姫の物語

2015/11/05(木)追加

作品情報

制作年:2013
制作国:日本
監督:高畑勲
主演:かぐや姫
助演:翁(おきな)、媼(おうな)、捨丸(すてまる)、女童(めのわらわ)
ジャンル:アニメ

姫の犯した罪と罰

コメント

Alphonse 2015/11/05(木)

テレビ放映にて鑑賞。

竹林にやって来た翁は、光る不思議な竹に気づき、近づくと小さな女の子が現われた。
というお話。

あまりにも有名な竹取物語をモチーフに
高畑勲監督が描くかぐや姫の物語。

予告編を観た時は
「なんだこれは?」
と鳥肌ものだった。

人物だけでなく、背景まで手描きのように描かれているからだ。

本編を観ているうちに、
そういった表現方法には慣れてしまい、驚かなくなってしまったが。

内容としては、
宮中の女官がお歯黒をしているのもリアルでよかったし、、
オリジナルキャラを登場させて、
退屈にならないようにしているのも良かった。

私事だが、「竹取物語」といえば、
市川崑監督、沢口靖子主演の映画をどうしても思い出してしまう。
その作品のラストは「未知との遭遇」のような巨大宇宙船が登場し、
かぐや姫が地球を後にする。
アポロが月に着いた後なので宇宙船にしたのだろう。
(この頃の東宝はゴジラが復活して活躍していたので
特撮をしたかっただけかもしれない。)
それにつけてもかぐや姫もロマンがなくなってしまった。
これから、もっと科学が進んでいくと、
幻想の入りこむ余地がなくなってしまいそうで淋しい限りだ。

さて、その作品を観ていたので、
ラストの月に帰るシーンをどう演出するのか?
牛が引く牛車を侍が警護してくるのか?
宇宙船か?
と色々想像していたのだが、

お釈迦様が迎えにくる。

という予想外の出迎えには驚かされた。

ここからは原作の後日談。
かぐや姫は帰る間際に不老不死の薬を残してゆく。
ところが、地上に残された人々は
かぐや姫がいなくなった寂しさのあまり、
生きる気力を失ってしまう。
そこで、帝は不老不死の薬を駿河の国の山で燃やしてしまう。
以来、その山の名前を不死(富士)山と呼ぶようになった。
ということです。