AlphonseのCINEMA BOX

平成狸合戦ぽんぽこ

2015/11/05(木)追加

作品情報

制作年:1994
制作国:日本
監督:高畑勲
主演:正吉
助演:おキヨ、鶴亀和尚、おろく婆
ジャンル:アニメ

タヌキだってがんばってるんだよォ

コメント

Alphonse 2015/11/05(木)

映画館にて鑑賞。

狸たちは先祖伝来の“化け学”で人間たちに対抗することにする。
というお話。

作品を観たあと、腹が減ったので映画館近くの店で食事をしていたら、
店内から聞こえるラジオのDJ(誰かは知らない)が
「観なくてもわかりますよ。どんな内容か」
と言っていたのだけは今でも覚えている。

ラジオのDJが作品を観てからそんな事をいっていたのかどうか
今となっては調べる術もないが、
DJの言う通り
「人間と狸の化かしあいの形をとった文明批判」
の作品なのだ。

そういった経緯があるため私の中では
「展開が予測できてしまう大して面白くない作品」
として位置づけられていた。
そのため公開時に映画館で観ていたにも関わらず、
今までCINEMA BOXには登録していなかった。

テレビ放映で久しぶりに観てみると
声優陣に落語家がかなりのウェイトを占めているのに驚かされた。
内容的には特筆すべき事はなかったように思う。

昨今では、狸や熊が街中に現れてたまに大騒ぎになる。
里山に人がいなくなって手入れしなくなったせいだと
テレビのコメンテーターが言ったりしているが、
やっと普通になったと考える方が自然だろう。
高度経済成長期の森林伐採がむしろ異常だったのだ。
熊や狸は昔から日本中にいた。
狸や熊が登場する昔話を引用しなくても明らかだろう。
(特に狸が登場する昔話は多数存在する)
近所の川も魚が棲めないぐらい汚かったが、少しずつキレイになっている。

この作品で訴えてきたことがやっと世の中に浸透してきたのだろう。
作品公開から何年も経った今から観ると
何を今更というメッセージに聞こえることだろう。