AlphonseのCINEMA BOX

THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦

2015/05/12(火)追加

作品情報

制作年:2015
制作国:日本
監督:押井守
主演:真野恵里菜、筧利夫、高島礼子
助演:福士誠治、太田莉菜、千葉繁、森カンナ、吉田鋼太郎
ジャンル:SF

ニッポンが戦場になる。

コメント

Alphonse 2015/05/12(火)

映画館にて鑑賞。

舞台は2015年の東京。
(といっても、レイバーが現存するというパラレルワールドです。)
テロリスト集団によって奪われた最新戦闘ヘリとパトレイバーが戦うというお話。

以下、ネタバレ注意。

久しぶりの映画館。
「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q」以来だ。
正直あまり期待はしていなかったというのもあって
自分の中で評価のハードルが下がっていたのだと思う。
とにかくおもしろかった。

大画面、大音量の音響に久しぶりに酔いしれた。
音響は特に凄くて、左右のバランスも良く映像以上に迫力があった。
多少大袈裟すぎる所もあったが、川井憲次の曲も良かった。

映画館に良く足を運んでいた時期ならば、ここまで面白くは感じなかったかもしれない。
最近のハリウッドのアクション映画のような展開と映像だったからだ。

また、前作(劇場2作目)やこれまでのシリーズを観ていないとわからないシーンも多く、
パトレイバーを知らない人にはツマラナイ映画だったかもしれない。

混雑を避けるため、夜遅くに映画館に行ったのだが、
私を含めて3人しか観ていないという貴重な体験をさせてもらった。
実物大のレイバーまで作って、製作費回収大丈夫なんだろうか、
などと余計なことまで考えてしまった。

さて、いつも通り前置きが長くなってしまったが、内容に触れていこう。

序盤は押井監督独特の長台詞に退屈極まりない。
しかし、いくつか面白い点は散見できた。

特車2課の連中が6人いて、
後藤田隊長が飼っている金魚が6匹というのも、偶然ではないだろうし、
フランクフルトのあたりも笑わしてくれた。

また、南雲さんは姿を見せずにアニメの声優さんをそのまま起用したのは
すばらしかった。
何故、今までこのアイデアを使おうとしなかったのか。
秀逸です。
実写とアニメを手がけたことのある押井監督だからこそ。
とおもってしまう。

テロリストのアジト突入あたりからは俄然面白くなった。
足を狙う打撃のアクションが、後のレイバー戦での伏線になっているのも見事だったし、
警察官僚との会議のシーンで魚眼レンズを使うあたりは、アニメ版の再現だったし、
携帯もスマホとガラケー両方使ってるのも時代を感じさせるし、
最後はヘリで分らず屋達が銃撃されるというのも面白かった。

途中、特車2課壊滅で嘆く千葉繁のシーンには笑ってしまったし、
レイバー2台がリフトアップしてきた時には感動ものでした。

そして、2号機はあっけなく退場して、
1号機も腕があんなに簡単に取れてしまうなんて。
最後も誰の弾が命中したかわからないまま撃墜。
戦っているのは敵味方全員女性というのも時代を反映してました。
敵パイロットは助かっていましたが、さて続編は?。

ここからは、少し気になったこと。

「特車2課は銃撃戦もやるんだ」

と新鮮な驚きはあったものの、
「攻殻機動隊」で銃撃戦をアニメでやったものだから、
それを今度は実写で。
というのもわからないでもないが、
アニメで銃撃戦を描くのが凄いのであって、
実写でやっても今更って感じです。

巨大2足歩行ロボットが電線の多い街中を歩くには無理があると
SPECIAL BOXで既に書きましたが、今回はそれを考慮してか登場するのは
橋の上。
結局ヘリとの戦いで撃墜した時の被害を避けるためでしょうが、
レイバーを知らない人には
「戦闘機に任せとけよ。」
といいたくなるでしょう。

特車2課が存続していること自体奇跡のような感じになってます。
作中の人物達でさえレイバーの存在を否定しているのだから、
物語を進めていくのは正直つらいだろうなぁと。
そもそも激増するレイバー犯罪に対抗するためのレイバーなのに、
他のレイバーが一切出てこないんだから。

他に戦闘機が登場したりして、ミリタリーオタクの押井監督らしいシーンもありましたが。
兵器には興味ないのでよくわかりません。

あと、ゴジラは国会議事堂でしたが、今回は都庁。
テロリストは国会議事堂を狙うんじゃないかと思いますが、
映像的に新しいからなのか、都庁でしたね。

結局、私のようなパトレイバーファンのためだけの映画でしたが、
私には十分楽しめる映画でした。