AlphonseのCINEMA BOX

書道ガールズ!! わたしたちの甲子園

2013/01/28(月)追加

作品情報

制作年:2010
制作国:日本
監督:猪股隆一
主演:成海璃子
助演:桜庭ななみ、山下リオ、高畑充希、小島藤子、金子ノブアキ
ジャンル:ドラマ

ひと筆にかけた思いがある。

コメント

Alphonse 2013/01/28(月)

テレビ放映にて鑑賞。

書道部の部長里子(成海璃子)は部員の転校や火事を機に
書道パフォーマンスを始める
というお話。

実話に基づく物語。

さて内容ですが良くも悪くも定番尽くしの作品です。
・序盤はコメディータッチで進み、最後は泣かせる。
・大林映画のようにBGMにクラシックを使う。
・大林映画のように火事が発生する。
・必ずしもハッピーエンドにはならない青春映画。

といった所でしょうか。

2010年公開なのだから携帯ぐらい出てきてもいいようなものですが、
「書道」という日本古来のものを題材にしているためか、
登場していません。
また、実話を基にしているためか、セーラー服と詰襟の黒服という、
昭和のような制服なのです。

それでも、いじめを苦にする生徒や、
不景気で倒産する文具店や和紙工場。
病気の母親のため部活どころでは無くなってしまった生徒など。

個人の事情や、家庭の事情、また社会の世情なども取り入れて、
携帯や、ブレザーなんか無くても2010年当時を上手く再現しているあたりは流石でした。
後半から流れるアンジェラ・アキの「手紙 拝啓 十五の君へ」も抜群で、
ラストの書道パフォーマンスは直前の「学園天国」との対比もあって涙ものでした。

出演者も書道の練習をしたらしく、吹き替えなしで書いてるのも、
(当然といえば当然なんだけれど)
好感が持てました。

監督は初監督なのかよくわからないのですが、
昭和テイストなのにしっかり「今」が描かれていて隠れた名作でした。

久しぶりにいい映画を観せてもらいました。
私は大好きです。こういう映画。

ちなみに倉敷工芸高校というは架空の高校で、
書道パフォーマンスを行っているのはこの映画のモデルとなった高校の生徒たちらしいです。