転校生
1999/09/19(日)追加
作品情報
制作年:1982年
制作国:日本
監督:大林宣彦
主演:小林聡美、尾美としのり
助演:樹木季林
ジャンル:SF
突然、男の子と女の子の体が入れ替わってしまったから、さぁ大変。
コメント
Alphonse 1999/09/19(日)
テレビ放映にて鑑賞。
テレビで何気に放送されていたのを観て、ラストシーンに涙が止まらなくなった記念碑的作品。
この作品を観て以降、大林宣彦監督作品にどっぷりとハマることになる。
「機動戦士ガンダムIIIーめぐりあい宇宙(そら)編ー」を映画館で観ている際、予告編を観ているのだが、映画館にまで足を運んでいない。
返す返すも映画館で観るべきであったと、後悔してもしきれないくらいの作品。
当時の予告編は
「驚いてはいけません。」
「いや、驚かなくてはいけません。」
とカズミとカズオが画面狭しと叫んでいたような記憶がある。
中学生のカズオとカズミ。
ちょうど異性を意識し始める年頃の二人。
その二人が、ある日、突然、男の子と女の子の体が入れ替わってしまう。
へたな特撮で、男の体に胸ができたりするのではなく、男女の肉体はそのままで、意識だけが入れ替わってしまう。
ここからは、カズミこと小林聡美の演技がすばらしい。
実際に男なのではないかと思えるほどに。
前半は、笑うだけ笑える作品。
後半、カズオの引越しが決まるあたりから、お互いが認め合い、気遣うあたりの描写はたまらない。
ラストの
「さよなら、俺!!」
「さよなら、私!!」
のシーンは、涙なしでは観られない。
もう一人の自分と向き合い、
その、もう一人の自分と別れることでお互いが成長してゆく。
その成長の時にともなう痛みを、このラストシーンは見事なまでに描いている。
最後、カズミはスキップして去って行くがこのシーンに、
「女って強い」と感じる反面、「まだ、カズオがいるんじゃ?」
なんて続編を期待したりもした。
劇中使用されるクラシック曲が、またいい。
「天国と地獄」、「トロイメライ」、「G線上のマリア」等々。
この作品で、大林宣彦監督は一躍有名になる。
この後、同じような設定で、何度かいろんな役者でテレビドラマ化されるが、
この作品を超えるものには出遭っていない。